令和の「小泉劇場」か コメ担当大臣の40日から浮かぶ父との違い

2023年7月2日 18:20佐藤政治

コメの価格高騰対策の担当大臣に就任した小泉氏。その言動から、父である純一郎元首相とのスタイルの違いが浮かび上がってきました。

「この問題は、単なる価格問題ではない。日本の農業の未来がかかっている」。米価高騰対策の担当大臣に就任した小泉進次郎氏は、就任会見でこう力を込めた。歯切れの良いフレーズとメディアを意識した発信力は、かつて「小泉劇場」と称された父・純一郎元首相を彷彿とさせる。

しかし、その手法には違いが見える。父がトップダウンで改革を断行したのに対し、進次郎氏は現場との対話を重視する姿勢を強調する。就任後、すぐに米どころの新潟に飛び、農家と車座で意見交換。「現場の苦悩なくして、政策は作れない」と語る姿は、SNSでも拡散された。

政治アナリストの加藤氏は、「父が『自民党をぶっ壊す』と敵を作ることで求心力を得たのに対し、息子は多様なステークホルダーを巻き込み、合意形成を目指す現代的なスタイル。ただし、その分、決断のスピード感が問われることになる」と分析する。米価という国民生活に直結する問題で、令和の小泉劇場はどのような結果をもたらすのか。その手腕が試されている。